こんにちは、ayuです
今回は2023年5月に見た演劇作品の感想をお話ししたいと思います!
というのも、私は大学院で演劇を学んでおり、趣味としても演劇や映画、アニメを見ることが多いのですが、感想を共有しているのは家族だけ、なんですよね……。
せっかく楽しく面白い作品を見たのに語らないのは勿体無い!!!
ということで、これから毎月、観劇の記録をブログに残していきたいと思います。
拙い感想を連ねた、個人的なおしゃべりのような記事になるかと思いますが、是非お付き合いください!
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ayuについては以下の記事をご覧ください!
5月に見た作品は7作品!
今月は劇場で見たもの、配信・円盤で見たものを合わせて7作品鑑賞しました。
ミュージカル『刀剣乱舞』〜花影揺れる砥水〜(配信)
最初に見た作品は刀ミュ新作でした!!!
まだ公演中なので詳しいことは語りませんが、今回の作品でより一層「刀剣男士のアイデンティティ」について思考を巡らせました。
6月に劇場で観劇したので、詳しい内容はまた来月のブログで語らせてください!
脳内クラッシュ演劇『DRAMAtical Murder』フラッシュバック(5/2・5/7ソワレ)
人生初のBL舞台作品でした……!
初演から3年、未だ熱い再演希望が後を絶たないあの”ドマステ”が
2023年ゴールデンウィークに帰ってくる!原作は、2012年にNitro+CHiRALより発売されたBLゲーム「DRAMAtical Murder」。
2019年に脳内クラッシュ演劇「DRAMAtical Murder」として舞台化し、ゲーム同様、後半が5つのルートに分岐するというその内容は大きな反響を呼んだ。今回の再演ではなんと、初演で上演された紅雀・ノイズ・ミンク・クリア・蓮のルートに加え、新たにウイルス&トリップのルートを追加し、さらに進化した”ドマステ”をお届けします!
「脳内クラッシュ演劇「DRAMAtical Murder」フラッシュバック|Nelke Planning /ネルケプランニング」[https://www.nelke.co.jp/stage/dmmd_stage2023/]
ただの再演では終わらない、脳内クラッシュ演劇「DRAMAtical Murder」フラッシュバックにご期待ください!
推しのやまざきさんが出演されていたので見に行きましたが、初演時はまだやまざきさんを知らなかったので、今回が初めての観劇でした。
事前予習としてアニメを見て、ゲームのストーリーも粗方把握していきましたが、魅力的なキャラクターが舞台上で再現されていることに驚きを感じると共に、かなりの攻めた演出に驚きました。
原作ゲームのベッドシーンが踊りで婉曲的に表現されている点も面白かったです
学部生の時に受けたダンスの講義で、ベッドシーンの婉曲表現としてのダンスについて学んだことを思い出しました
何より公演ごとに後半部分が分岐することがこの作品の面白いところ……!
大学院の先輩が、「毎公演結末が変わるなんて、私が出演者なら大変すぎて出演したくない……」とおっしゃっていました笑
私は蓮ルートのみを見に行ったのですが、アニメの予習、そして現地での観劇で、ノイズに完全に落ちてしまったので、ノイズルートも現地で見たかった!!!といまだに後悔しています
これ絶対複数ルート見た方が楽しかったやつですよね……。
ミュージカル『刀剣乱舞』江おんすていじ(配信)
配信が始まった大好きな「江おんすていじ」。
上演当時も配信を狂ったように見ていましたが、今回も何回見たか分からないくらい繰り返し見ました。
私の母も刀ミュが好きなのですが、母と2人でSTARTING NOWを歌い踊り、セリフを完コピしたりしていました笑
この作品の好きなところが『里見八犬伝』の改変です。
『里見八犬伝』だと玉梓はどうしても「悪役」のイメージが強いのですが、「江おんすていじ」での玉梓は、裏切られた経験から悪役になった人物であり、母性を持ち合わせているような印象を受けました。
この改変は、おそらく村雲江が善悪を分けることが嫌いで、勧善懲悪ものも嫌い、ということに拠っているのだと思います。
作品中で村雲江は玉梓のことを、一度許しを得たのに、それを裏切られたら、恨みを抱くのも当然、ということを述べていますが、確かにその通りだと思いました。
そして同時に、玉梓=悪役というイメージから、玉梓の恨みの背景にあまり目を向けず、倒すべき悪役と思い込んでいた自分に気づきました。
歌舞伎作品には勧善懲悪ものが多く、この作品でも、その勧善懲悪の物語が愛されたということが語られています。
何度も上演されてきた『里見八犬伝』という作品の新たな「玉梓」像を、村雲江というキャラクターがいることで、説得力をもって改変されているところが面白いと感じました。
終盤にある、玉梓が赤子の毛野を抱く場面は本当に美しいので、ぜひたくさんの人に見てほしい…!
他にも面白い場面がたくさんあるので、また単独記事を書きます!!!頑張る!
舞台『キングダム』(配信)
千秋楽公演を配信で見ました!
実は2月に帝国劇場で上演された公演を見に行ったのですが、配信でも伝わるアクションの大迫力…!!!
舞台上の限りある空間、限りある人数で、キングダムの大規模な戦いの様子を、音楽や舞台セットの移動、そして演技で、迫力たっぷりに描くことができるのがすごいなと感じました。
物語の展開も程よいスピード感で、戦いの苛烈さを固唾を呑んで見守りました!
そして印象的だったのが王騎将軍!!!!!
舞台上での出立、そして発声、話し方……、明らかに只者じゃない!!!!!
劇場で見ても、配信で見ても、登場するたびに空気感がガラリと変わる感じがしたんですよね。
ぜひ物語の続きも上演してほしい……。
実は舞台を見るまで、『キングダム』を見たことがなかったのですが、舞台、そしてアニメを見て、王騎将軍が大好きになりました!
強くて曲者、なのに優しいところもあるなんて…、カッコ良すぎる……。
Stray Cityシリーズ「Clubキャッテリア」(5/17ソワレ)
ミュージカル『刀剣乱舞』に出演されている方々が出ていたので、気になって行ってきました。
ホストクラブを舞台にした作品で、「優しい虚構を与える」仕事としてのホスト、人を思いやる嘘があるということが語られます。
特にいいなと思ったのが、主役・クロを演じる石川凌雅さん、クロの親友・ミケを演じる泰江和明さんの演技でした。
お互いを思い遣っているにも関わらず、すれ違う二人。そして、全力でぶつかり合い、仲直りし、互いの目標へと進んでいく場面はとても感動しました!
また、この作品は客席降りの演出もあり、出演者との距離の近さにワクワクすると同時に、コロナ禍の制約が減ってきた現在だからこそできることだな、としみじみしました。
ただ、伏線が貼られても回収が不十分だなと思う点があり、少し気になりました。
少し残念なことですが、上演中に客席を立つ方がかなり多く、もしかしたら客席降り目当てで来てる方が多いのかな…?と感じました。
物語<客席降りでのファンサになってしまっていたのかもしれません
ミュージカル『テニスの王子様』2nd Season 青学VS不動峰(配信)
テニミュ20周年おめでとうございます!!!!!
20周年記念で配信が始まったミュージカル『テニスの王子様』。
元祖・2.5次元ミュージカルと言われ、そして個人的には私が演劇に興味を持ったきっかけの作品でもあります。
中学生の頃、テニミュを見てから演劇に興味を持ち、ミュージカル、シェイクスピア作品、オペラ作品、歌舞伎と色んな演劇ジャンルに出会い、現在は大学院で演劇の勉強をしているんだから、人生は不思議ですね
私は中学生の頃、2nd Seasonのオタクだったので、2nd不動峰を視聴しました。
もう曲が懐かしすぎて…。テニミュ楽曲のあのワクワクする感じは何なんでしょうか。
ちなみに、不動峰公演だと、私は「ザ・レギュラー」がめちゃめちゃ好きです。
テニミュ楽曲はキャラクターの自身や技を歌う楽曲が多く、それぞれのキャラクターが輝く場面が多いのがとにかく良い!!
今回は2nd Seasonの作品を見ましたが、3rd Seasonはちょうど高校で寮生活をしていたときに上演されていたこともあり、見れていない作品が多いので、この配信で見たいな〜と思っています。
舞台『セトウツミ』(5/31ソワレ)
今月見た作品で一番面白かった…!!!
有澤樟太郎さん演じる瀬戸小吉と、牧島輝さん演じる内海想の、何でもない日常の会話を描くこの作品。
瀬戸と内海の会話のテンポ感が神がかっているのに加え、物語の結末に向かって、密かに伏線が張られていて、それが綺麗に回収される気持ちよさ…!
6月にあった配信も視聴しましたが、何度見ても面白い!!
我が家では千秋楽が終わった今でも、『セトウツミ』の場面の真似が続いています
(我が家はハマるとすぐに真似をする家庭です)
この作品も語りたいことがいっぱいあるので、別で記事を書く予定です!!
6月もたくさん作品見るぞ!
長々と私のお喋りのような語りを読んでくださってありがとうございました!
6月は15日時点で、ミュージカル『刀剣乱舞』〜花影揺れる砥水〜、ミュージカル『マギ』を見ました!!!
また語らせてください!